tougaku2012 page 4/6
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課題2わたしたちの課題2燃料原子炉圧力容器制御棒原子炉格納容器蒸気水タービン水復水器発電機電気変電所電気放水路海火力発電は石油,石炭,天然ガスなどをボイラーで燃やして熱を起こし,その熱で蒸気をつくり,タ....
課題2わたしたちの課題2燃料原子炉圧力容器制御棒原子炉格納容器蒸気水タービン水復水器発電機電気変電所電気放水路海火力発電は石油,石炭,天然ガスなどをボイラーで燃やして熱を起こし,その熱で蒸気をつくり,タービンをまわして発電する。原子力発電も蒸気の力でタービンをまわすところは同じだけど,この蒸気はウランが核分裂を起こすときの熱を利用してつくっている。この核分裂によって蒸気をつくる場所,つまり火力発電のボイラーの役目をしているのが原子炉だ。原子炉に送られた水は,核分裂の熱で蒸気に変わり,タービンに送られる。タービンをまわした蒸気は冷やされて水にもどり,ポンプでまた原子炉の中に帰ってゆく……。(『原子力発電のはなし』)取水路かつては「夢のエネルギー」と呼ばれたが…原発とはどういうものか原子力発電(原発)は20世紀後半に世界に広まった。難しい装置のようだが,電気を作るしくみは,石炭や石油を燃やして発電する火力発電と,基本的には同じだ。わ水を沸かし蒸気をつくり,その蒸気の力でタービンを回して発電機を動かす。火力発電と違っているのは,燃料にウランを使っていることだ。ウランは自然界にもともとある物質だが,その中にはほんのわずか,「核分裂」という反応を起こしやすい「燃えるウラン」(ウラン235)が含まれている。この燃えるウランの原子核に外から中性子がぶつかると,原子核が割れて,大きな熱エネルギーが発生する。これが核分裂日本の原発地図(2011年3月2日現在)日本原子力発電敦賀関西電力美浜関西電力高浜中国電力松江九州電力玄海おおい関西電力大飯九州電力川内四国電力伊方せんだいいかた東京電力かしわざきかりわ柏崎刈羽北陸電力志賀北海道電力泊とまりおおま日本原子力発電東海第二電源開発大間東北電力女川東京電力福島第一東京電力福島第二東北電力東通おながわひがしどおり…運転中=54基…建設中=2基中部電力浜岡(日本原子力産業協会資料より作成)中性子核分裂しやすいウラン放射線核分裂反応である。核分裂反応のすごさは,発生する熱エネルギーがけたはずれに大きいことだ。たった1gのウラン235が核分裂するだけで,石炭なら3トン分,石油なら2,000リットル分もの熱エネルギーが生み出される。しかも,ウラン235が核分裂すると原子核が割れるだけでなく,中性子が飛び出す。この中性子が近くのウラン235にぶつかると,また核分裂が起こって中性子が飛び出す。こうして核分裂が次々に起こり,ぼう大な熱エネルギーを出し続ける。この熱エネルギーを発電に使えないだろうかと,1950年代に入ると,世界主要国で原子力発電の研究が本格的に始まった。危険な核分裂生成物も中性子核分裂生成物熱エネルギー放射線中性子少ない燃料で大量の電気が作れる原子力発電だが,やっかかかいな問題も抱えている。ウラン235が核分裂すると必ず放射線が出るし,核分裂によってできた物質がまた放射線を出す。ウラン235は発電中にいろいろな原子核にわかれて,100種類ほどの「核分裂生成物」とよばれる物質ができる。ほとんどが不安定な放射性物質で,安定した状態になるまで放射線を出し続ける。人が放射線を大量にあびると,体の組織が傷ついたり,がんになる危険が増したりする。最悪の場合は命を落とすこともある。だから,原発を安全に運転するには,核分裂生成物や放射線を外に出さないようにしなければならないのだ。20